海ブドウ養殖場訪問

    食文化

    海ブドウは生きている! 


     ブドウのように粒がついた房を持ち、キャビアのような独特の食感から、海ブドウやグリーンキャビアと呼ばれる、食用海藻・クビレズタです。東南アジア等の浅海域に 分布し、日本では南西諸島で 4~7 月頃にシーズンを迎えます。
     海水タンクで育てる陸上養殖技術が開発されて、通年の出荷、量産が可能となりましたが、粒揃いなどの品質確保の為に生産者の試行錯誤の努力が今も続けられています。

     母藻を養殖ネットにセットして、日照や水流などの条件管理した海水タンクに漬けて母藻を成長させ、可食部が 5-6cm 程度の大きさに成長したら収穫します。夏場の日照条件だと30日程度、冬場だと2カ月程度かかります。

     家族で三代に渡り引き継いで来られたこれまでの歩みは、平坦な道のりではありませんでした。
     初代・美智子さんが事業開始したのは20年前。沖縄県の指導要領に沿って8社が海ブドウの生産を開始しましたが、同条件で栽培しても常に同じようには育たず、「単純ではない」という気づきと、一喜一憂の繰返し。現在も操業を続けているのは、2社のみです。

     二代目の勝也さん・勝美さんご兄妹と共に、生育条件を様々に変えて現場の試行錯誤を繰り返し、経験の蓄積と共に勘所を掴みとってこられました。三代目の優太さんは、沖縄県との共同研究を進め、緻密なデータ取りで IT化を推進し、生産性向上・生産安定を目指しています。

    三世代インタビュー

     製品としてパックに入っている海ブドウも「生きています」。夜間に太陽が当たらないと透明に色が薄くなり、朝日を受けてまた緑色に色づいてきます。この様子を生産者さんたちは「寝ている」と表現するそうです。
    やはり現場には説得力があり、現場を見学し実際を知ることで「食の豊かさ」が 深まります。サービス提供開始を楽しみにお待ちください(^^)

    訪問先ショートムービー

    https://alternative-tour.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/matsumoto2-300x300.png
    ガイド松本

    お仕事の中で大切にしていることは何でしょうか。

    https://alternative-tour.co.jp/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-18-18.35.31.png
    優太さん

    お客様に喜んでいただくための工夫・試行錯誤を続ける事です。ぜひ一度海ぶどうの養殖過程を見に来てください。直売所では新鮮な製品も販売しております、ご訪問お待ちしております。

    関連するスポット

    TOP
    Translate »